生い立ち②

父は接客業をしていたため土日は基本家にいない人でした。

たまに休みでも昼過ぎまで寝ていて、よく寝室に遊びに行っていたことをなんとなく覚えています。

土日は母と姉と3人で過ごすことが多かったです。

ある日母が「じゃーん」と言って携帯電話を見せてくれました。時は平成初期、携帯電話が一般に普及し始めたころです。

「いいなぁ、さわらせて!」

当時は珍しかった携帯電話。私は姉と母と一緒に携帯電話で着信音を作ったり電話をするふりをしたりして遊びました。

あまり機械が得意ではない母が携帯電話を持ち始めた理由に気づくには、私はあまりに幼すぎました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました